本・市民公開講座は、Neuro2010の正式行事として、一般の方々、
特に将来研究の担い手になるかもしれない中学生・高校生・大学生のみなさんに、
脳科学の面白さ・意義を伝えるために企画しました。

ロボット、リハビリテーション、人間関係、社会経済、ストレス、省エネルギーなど、
身近な話題が脳科学の研究対象となり、研究成果がどのように社会生活に役立つのか、具体的な活用方法も見えつつあります。

また,テレビや新聞でも脳科学の話題は多く取り上げられ,社会の期待や関心も高まってきています。
本講座では、研究者が最新の成果を解りやすく説明すると同時に、
今後の発展課題についても、研究者とみなさんが対話を重ねる機会になれば幸いです。
 
 
 
 
   
2010年8月28日(土)
10:30 −17:30
キャンパスプラザ京都
アクセス方法は >>> こちら
300名
※どなたでもご参加いただけます。
参加無料(予約不要)
共催:(独)科学技術振興機構さきがけ「脳情報の解読と制御」
後援:京都新聞社 京都府教育委員会、奈良県教育委員会、滋賀県教育委員会
 
 
 
● 10:30 - 10:40 開会挨拶
川人 光男
(ATR脳情報通信総合研究所 所長)
 
 
   
  司会: 板東 武彦
((独)科学技術振興機構さきがけ
「脳情報の解読と制御」技術参事)
  司会: 今水 寛
(NICTバイオICT GL/ATR認知機構研究所 所長)
   
    ◎講演:1 〜 3
    ◎講演:4 〜 6
   
 
● 10:40 - 11:10
 「無意識をあやつる脳」
 
関 和彦
(国立精神・神経医療研究センター
 神経研究所 部長)
 
● 13:20 - 14:00
 「脳科学とアウトリーチ」
 
瀬名 秀明
(作家)
   
 

● 11:10 - 11:40
 「妬みと他人の不幸は蜜の味の脳科学」

 
高橋 英彦
(京都大学大学院 医学研究科 講師)
 
● 14:00 - 14:40
 「前頭葉の科学と非科学」
 
坂井 克之
(東京大学大学院医学系研究科
 准教授)
   
 
● 11:40 - 12:10
 「以心伝心を科学する」
 
駒井 章治
(奈良先端科学技術大学院大学
 准教授)
 
● 14:50 - 15:30
 「脳のエネルギー消費」
 
柳田 敏雄
(大阪大学大学院生命機能研究科
 特任教授)
   
● 15:30 - 16:00 総合討論 〜みなさんからの質問・意見に答えて〜
 
 
 
 
● 「マッスルセンサー」
小泉 周
(自然科学研究機構 生理学研究所)
私たちは生体電気信号を利用して身体を動かしています。自分の筋肉の活動を音で聞いてみましょう。
 
 
● 「電気が繋ぐ心と体」
大須 理英子
(ATR脳情報研究所 運動制御・機能回復研究室)
心をつかさどる脳から発信される情報は電気となって体に伝わり、筋肉を動かします。また、触れたり見たりした情報も、電気信号となって脳に伝わります。その証拠に、外から情報の通り道を電気で刺激すると、筋肉が勝手に動き出します。この電気刺激を使った新しいリハビリテーションの様子を紹介します。
 
 
● 「脳の信号でロボットを遠隔操作する」
森本 淳
(ATR脳情報研究所 ブレインロボットインタフェース研究室)
映画アバターやサロゲートなど、脳で自分とは別の体(ロボット)を遠隔操作する未来技術が話題になっています。このような遠隔操作システムを作るには、ロボットの制御技術の進歩と脳のメカニズムの理解の両方が重要です。ここでは、ヒト型のロボットの制御技術がどこまできているか、また、そのヒト型のロボットを脳とつなぐ試みをみていきましょう。
 
 
● 「経済行動を脳から読み解く〜神経経済学ってなんだろう?〜」
田中 沙織
(大阪大学 社会経済研究所)
商品やサービスを選ぶといった日々の経済行動において、わたしたちの脳はさまざまな処理をおこなって、ひとつの選択肢を決定します。そのしくみを解き明かして、より「人間らしい」経済理論を作ろうとするのが「神経経済学」です。たとえば、明日もらえる1万円と、1年後にもらえる2万円のどちらかを選ぶかは、経済学での「せっかち度」がかかわります。簡単なゲームであなたのせっかち度を測ってみましょう。
 
 
● 「ストレスと脳」
板東 武彦
((独)科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業(さきがけ)「脳情報の解読と制御」)
ストレス状態は私たちが学習するために不可欠ですが、長く続くと身体に不調をきたします。ストレスに関係する脳の構造と背景について考えてみましょう。
 
 
● 「脳を測ろう」
南部 功夫・廣瀬 智士
((独)情報通信研究機構 未来ICT研究センター バイオICTグループ)
脳はどのように働いているのでしょうか?脳の働きを知るためには、脳が出す小さな電気信号を測ったり、磁石の力で脳を測ったりする方法が使われています。このコーナーでは、これらの方法を紹介します。あなたも脳の中をのぞいてみませんか?
 
 
 
 
  8月28日(土)開催の本・市民公開講座において、みなさんと研究者の対話を深めるために,質問・意見を広く募集し、お答えする総合討論の時間を設けています。
質問が採用された方は、当日会場へご招待させていただきます(※ご自宅最寄駅からの往復交通費を支給)。
脳に関して、疑問に思うことや聞いてみたいことを、お知らせください。
・右脳と左脳の違いは何?
・男女の脳に違いはあるの?
・人の心は読めるようになるの?
・脳のごく一部しか使われていないって本当?
などなど、みなさんからのご質問に会場の専門家が答えます。
できれば、そのような疑問を持った理由や経緯も書いていただけると有り難いです。
脳科学はこんなことを研究すべき、脳科学はこんなところでもっと社会に役に立つのではないか、など脳科学に対する意見も大歓迎します。
多数のご質問・ご意見をお待ちしています。
【応募方法】
下記専用フォームよりEメールにて受付いたします。 ⇒ 質問受付は締め切りました。
 
市民公開講座フォーム
 
1/氏名、2/Eメールアドレス(携帯電話可)、3/住所(都道府県)、4/職業、5/当日会場で聞いてみたい質問内容をフォームにご記入の上お送りください。
採用させていただいた方には事務局から詳細をご連絡いたします。
(※ご連絡は、採用させていただいた方のみとなります。あらかじめご了承ください。)
【申込締切】
2010年8月20日(金)
【申込先】
Neuro-shimin@ics-inc.co.jp 
 
 
 
 
 
  (株) ICSコンベンションデザイン九州支局内 〒810-0072 福岡市中央区長浜1-1-35 新KBCビル9F
TEL:092-751-3244 FAX : 092-751-3250 E-mail : Neuro2010@ics-inc.co.jp
 
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